Moon Rituals 03 : Aya Kiuchi
Dec 05, 2023ひと月が終わりに向かう頃になると届く小包。いつも待ちきれず、受け取ってすぐに開くとドキッとする色のグラデーションが目に飛び込んできます。
ホリスティックジャーニーのムーンボックスで毎月お送りしている月のこよみのカレンダーは、参加者の皆さんと同じように私たちも毎月手元に届いてはじめてその月の色を知ります。
カレンダーをデザインしている木内彩さんと出会ったのは、4年前。ホリスティックジャーニーのプログラムがはじまる直前に「参加したい」と連絡をいただきました。それから彼女が翼を大きく広げて自由に才能と個性を発揮するまでの道のりは、まさに本来の自分に再び出会う旅でした。
Q 現在行っている活動について教えてください。
平日は会社員として印刷物やウェブデザインをしています。週末はムーンボックスのカレンダーやビジュアルのデザインなどフリーの仕事もしながら、絵を描いています。
今年オンラインストアをオープンして「A Paper」という商品を販売しています。梱包紙や私の家にある使っていない紙に即興で好きな絵を描いてお送りする、もしくは好きなだけ紙を送ってもらえたらそれに描いて送り返すという作品です。
注文してくださった方でご自身の商品の梱包材として使ったり、紙を縫って封筒のようにして使ってくれている方もいます。シワになったり破れちゃうこともありますが、気にせずにブックカバーなど好きなように使ってもらえるとうれしいです。
Q 月の満ち欠けをどのように意識して生活に取り入れていますか?
月の満ち欠けのリズムで生活するようになって3年目。自分のリズムもだんだん分かってきて楽しいのもあるし、体の変化を大きく感じます。私と旦那さんと息子の3人の家族構成ですが、うちは意外に男子たちの方が月の満ち欠けに対応するようにはっきりと気分のデコボコや体の変化があります。息子は満月に向かう頃、便秘気味になったり咳が出やすい傾向があるので葉物の野菜やフルーツを食べさせるようにしたり、旦那さんは普段楽観的なタイプで寝付きもすごくいい方ですが、新月と満月に寝れなくなって夜中起きていたり、めずらしくイライラしていることがあります。以前だったら嫌な気分になったり、イライラに対処しなくてはと思ってしまっていましたが、今は「そういう時なんだな」と受け流せるし、心構えや準備ができるようにもなりました。
月のこよみは通常のカレンダーよりも縛りがなく、自然体でいられます。ルールに沿って数字や曜日を追いながら過ごすよりも"満月の頃"というようなざっくりとゆるやかなリズム生きる方が私にとっては楽です。
Q ホリスティックジャーニーに参加して変化したことはありますか?
変化したことはいっぱいあります。一つは、毎月テーマを決めたりワークを通して書き出すことで内観するようになりました。一人でもできるのかもしれないけど、宿題のような感じで届くことに若干の圧を感じて「私がやるって決めたんだ」ということを毎月思い出させてもらっています。私は自分なりに結構やってきた方だと思っています。続けること、自分で目標を決めて進むことが社会に出てからはやりにくくなると思うのですが、それをやらせてもらえているし、その結果自分が何になりたいのか、何が心地いいのかがすごくはっきりしました。
ホリスティックジャーニーには色々な人が参加していて、楽しみ方もそれぞれ違う中で自分の個性も分かってきました。素敵な人がたくさんいる中で以前の自分だったら、私なんて・・と思っていたけれど、その素敵な人たちも参加して自分と向き合って日々暮らしているんだから、その中で自分だけにフォーカスして小さくなっているのもおこがましいぐらいだなと思って、それぞれの人が好きに自分が取り組むことを選びながらみんなでひとつなんだという思いとともに穏やかに楽しめるようになりました。
自分がやりたいことを好きに自由にやって発信していることを昔の友達が見つけてくれたり、私が私らしく生きていることでやりたいことを諦めていた友人たちも始めるきっかけにしてくれることが増えていてびっくりしています。
Q 日常を豊かにするために愛用しているものは何ですか?
ひとつはお絵描きする絵の具。
もうひとつはお塩です。バリの伝統的な製法で作られているテジャクラソルトという塩を食事やお風呂に使っています。私はとてもむくみやすくて、むくみで頭痛が起きたりしていました。スムージークレンズをするとむくみが取れて、痛みが取れて体が楽になることが分かって、塩を変えたことでむくまなくなって体調がよくなりました。鼻うがいにもこの塩を使っていて、頭がすっきりします。鼻うがいも塩も私にとって欠かせないものです。
以前は、時々自然の中に行かないと苦しくなって無理だ、となることがよくあったのですがこの塩に変えてから、そういう耐えられないようなイライラがなくなってきました。
彩さんの作品とお絵描きセッションのオンラインストア
月の集いトークライブ vol2のゲストに、木内彩さんをお呼びします。
ドキっとして吸い込まれそうになる夜明け前のような色、全身が温かく包まれる光の色、季節の微妙な移り変わりを表現する揺らぎのグラデーション。
木内彩さんが作り出す色の表現は率直でエモーショナル。子供の頃は何も考えずに誰もがお絵描きをしていたけれど、自分の心の内を自由に素直に表現する機会はだんだん減ってきます。色彩の表現が、描く人とそれを受け取る人にもたらすことについて掘り下げてみます。
月の集いTalk Live vol 2
12/16, 17
12月17日 10:00 木内彩さん
@greenlifeholistic のインスタアカウントでライブ配信します